収納ケースを増やす前に絶対確認したい7つのこと

収納棚の前で収納ケースと物の量を見直しているリビング横の収納 家族で続く片付け習慣

片付けをしようと思ったとき、「収納ケースを買えば、もっとすっきりするかも」と感じることはありませんか。

押し入れやクローゼット、キッチンの棚、リビングの小物まわりなど、物がごちゃついて見えると、つい新しいケースやボックスを足したくなりますよね。

けれど、収納ケースを増やしたのに思ったほど片付かない、むしろケースの中がぐちゃぐちゃになってしまう、ということも少なくありません。

収納ケースはとても便利な道具ですが、買う前に確認しておきたいポイントがあります。先に物の量や使う場所を見直しておくと、必要なケースだけを選びやすくなり、無駄な買い物も減らせます。

この記事では、収納ケースを増やす前に絶対確認したい7つのことを、初心者の方にもわかりやすく紹介します。

 

収納ケースを増やしても片付かない理由

押し入れ下段に収納ケースが並び中身が混ざって見える状態

収納ケースを買うと、一時的には物が収まって見えます。見た目がすっきりするので、「片付いた」と感じやすいですよね。

でも、収納ケースを増やしただけでは、物の量そのものは変わりません。むしろ、入れる場所が増えたことで、物を減らすタイミングを逃してしまう場合もあります。

収納ケースを買うだけでは物の量は減らない

部屋が散らかって見える原因は、収納グッズが足りないことだけではありません。物の量が今の暮らしに対して多すぎる場合、ケースを増やしても根本的な解決にはなりにくいです。

たとえば、クローゼットに服が入りきらないとき、新しい衣装ケースを買えば一時的には収まります。けれど、着ていない服や、サイズが合わない服までそのまま入れてしまうと、またすぐにいっぱいになってしまいます。

まず確認したいのは、収納する前に「本当に使っている物か」を見直すことです。使っていない物まできれいにしまい込むと、必要な物が取り出しにくくなります。

ケースが増えると「まだ入る」と思って物が増えやすい

収納ケースには、物をまとめられる便利さがあります。その一方で、空きスペースがあると「まだ入るから大丈夫」と思いやすくなります。

すると、必要かどうかを考える前に、とりあえずケースへ入れる習慣がついてしまいます。気づいたときには、中身がわからないケースがいくつも並んでいることもあります。

収納ケースは、物を増やすための場所ではなく、使う物を取り出しやすくするための道具です。ここを意識しておくだけでも、買いすぎを防ぎやすくなります。

収納場所と使う場所が合わないと出しっぱなしになる

収納ケースを買っても、使う場所から遠いところに置いてしまうと、戻すのが面倒になります

たとえば、毎日使うバッグや子どもの学校用品を、奥の収納や高い棚にしまうと、出し入れのたびに手間がかかります。その結果、床やテーブルに置きっぱなしになりがちです。

片付けやすい収納にするには、見た目よりも先に「使う場所の近くにあるか」「家族が無理なく戻せるか」を考えてみましょう。

 

 

収納ケースを増やす前に確認したい7つのこと

テーブルの上で収納したい物とメジャーを並べて確認している様子

収納ケースを買う前に、少しだけ立ち止まって確認してみましょう。先にチェックしておくと、「買ったけれど使いにくかった」「サイズが合わなかった」という失敗を減らせます。

1. 何を収納したいのかをはっきりさせる

まずは、「何となく片付けたい」ではなく、何を収納したいのかをはっきりさせます

衣類なのか、子どものおもちゃなのか、文房具なのか、掃除用品なのかによって、向いている収納ケースは変わります。

たとえば、毎日使う物ならフタ付きの深いケースより、さっと取り出せる浅いボックスのほうが使いやすいことがあります。反対に、季節外の物なら、ホコリを防げるフタ付きケースが向いています。

「このケースに何を入れるか」を先に決めておくと、必要な形や大きさを選びやすくなります。

2. 今ある物の量を確認する

収納ケースを買う前に、今ある物の量を確認しましょう。できれば、収納したい物を一度出して、全体量を見てみるのがおすすめです。

全部出すのが大変な場合は、引き出し1段、棚1か所、バッグ1つ分など、小さな範囲からで大丈夫です。

物を出してみると、同じような物がいくつもあったり、存在を忘れていた物が出てきたりします。収納ケースを買う前に量を把握しておくと、本当に必要なサイズが見えやすくなります。

3. 使っていない物を先に手放す

収納ケースを増やす前に、使っていない物を先に見直してみましょう

「いつか使うかも」と思って残している物でも、1年以上使っていない場合は、今の暮らしには合っていない可能性があります。あくまで目安として、使った時期を思い出してみると判断しやすくなります。

もちろん、思い出の物や大切な物まで無理に手放す必要はありません。大切なのは、何でも捨てることではなく、今の暮らしで使う物と、保管しておきたい物を分けることです。

不要な物を少し減らすだけでも、収納ケースを買わずに済むことがあります。

 

4. 収納したい場所の幅・奥行き・高さを測る

収納ケース選びで失敗しやすいのが、サイズです。お店やネットで見るとちょうどよさそうに見えても、実際に置くと入らないことがあります。

買う前には、置きたい場所の幅・奥行き・高さを測っておきましょう。クローゼットや押し入れの場合は、扉の開閉や棚板の位置も確認しておくと安心です。

また、ぴったりすぎるサイズを選ぶと、出し入れしにくくなることがあります。少し余白を残すと、日々の片付けがラクになります。

5. 出し入れしやすい場所か確認する

収納は、入るかどうかだけでなく、出し入れしやすいかどうかも大切です。

よく使う物を奥のほうに入れてしまうと、取り出すたびに手間がかかります。すると、戻すのも面倒になり、出しっぱなしになりやすくなります。

毎日使う物は、腰から目線くらいの高さに置くと取り出しやすいです。反対に、季節用品や使用頻度の低い物は、上段や奥の収納でも管理しやすくなります。

使う頻度に合わせて置き場所を決めると、収納ケースを増やしても散らかりにくくなります。

6. 家族が戻しやすい収納になるか考える

家族で暮らしている場合は、自分だけがわかる収納になっていないかも確認しましょう。

きれいに分けたつもりでも、家族にとって戻す場所がわかりにくいと、結局テーブルや床に置かれてしまいます。

子どもが使う物は低い位置に置く、家族が毎日使う物は見える場所にするなど、使う人に合わせて考えると続きやすくなります。

収納ケースを選ぶときも、細かく分けすぎるより、ざっくり戻せる形のほうが合う場合があります。

7. 今ある収納グッズで代用できないか見直す

最後に、新しく買う前に、家にある物で代用できないか見直してみましょう

使っていないカゴ、空いている引き出し、ファイルボックス、仕切りケースなど、意外と活用できる物が見つかることがあります。紙袋を使う場合は、長期収納ではなく、一時的な仮置きとして使うと安心です。

まずは家にある物で仮置きしてみると、その収納方法が自分に合うかどうか試せます。数日使ってみて「これは便利」と感じたら、そのタイミングで必要なケースを買うと失敗しにくいです。

収納ケースは、最初から完璧な物をそろえなくても大丈夫です。暮らしに合う形を少しずつ見つけていきましょう。

 

 

それでも必要な収納ケースの選び方

収納ケースの種類を床に並べて用途に合わせて選んでいる様子

7つの確認をしてみて、それでも収納ケースが必要だと感じたら、次は選び方を考えていきましょう。

大切なのは、見た目の好みだけで選ばないことです。毎日使う収納ほど、出し入れのしやすさや掃除のしやすさが大事になります。

サイズは「入る量」より置く場所に合わせる

収納ケースを選ぶときは、「たくさん入るか」よりも「置く場所に合っているか」を優先しましょう。

大きすぎるケースは、一見便利そうに見えますが、中身が混ざりやすくなります。奥に入れた物が取り出しにくくなり、何が入っているのか忘れてしまうこともあります。

小さめのケースをいくつか使うほうが、物の種類ごとに分けやすく、管理もしやすくなります。

ただし、ケースを細かく分けすぎると戻すのが面倒になる場合もあります。自分や家族が無理なく続けられる分け方を意識しましょう。

フタ付き・引き出し・ボックスを用途で使い分ける

収納ケースには、フタ付き、引き出しタイプ、オープンボックスなど、いろいろな形があります。それぞれ向いている使い方が違います。

フタ付きケースは、季節用品や思い出の物、使用頻度が低い物の保管に向いています。ホコリを防ぎやすい反面、毎日使う物には少し手間に感じることがあります。

引き出しタイプは、衣類や小物の収納に便利です。重ねても下の段を取り出しやすいので、クローゼットや押し入れにも使いやすいです。

オープンボックスは、子どものおもちゃ、バッグ、よく使う日用品などに向いています。ポンと入れられるため、片付けのハードルが下がります。

 

素材は見た目・重さ・掃除のしやすさで選ぶ

収納ケースの素材も、暮らしに合わせて選びたいポイントです。

プラスチックケースは軽くて扱いやすく、水まわりや洗面所でも使いやすいです。汚れを拭き取りやすいので、日用品や洗剤の収納にも向いています。

布ボックスはやわらかい印象で、リビングや子ども部屋にもなじみやすいです。ただし、ホコリがつきやすいこともあるので、置く場所を考えて使うと安心です。

バスケットは見た目がやさしく、出しっぱなしでもインテリアになじみやすいです。タオルや小物、来客時に一時的に片付けたい物を入れるのにも使えます。

見た目だけでなく、持ち運びやすさ、掃除のしやすさ、置く場所との相性を見て選びましょう。

買いすぎを防ぐために、まずは1つだけ試す

収納ケースをそろえるときは、同じシリーズで一気に買いたくなることがあります。見た目がそろうと気持ちがいいですよね。

ただ、実際に使ってみると、思ったより出し入れしにくかったり、置き場所に合わなかったりすることもあります。

最初は1つだけ買って、数日から1週間ほど使ってみるのがおすすめです。使いやすいと感じたら、必要な分だけ追加すると失敗が少なくなります。

収納は、暮らしながら整えていくものです。最初から完璧にそろえようとしなくても大丈夫です。

 

 

まとめ:収納ケースは買う前に物・場所・使い方を確認しよう

収納ケースは、部屋をすっきり見せてくれる便利な道具です。けれど、買う前に確認しないまま増やしてしまうと、ケースばかり増えて中身が管理しにくくなることがあります。

まずは、何を収納したいのかをはっきりさせ、今ある物の量を確認しましょう。そのうえで、使っていない物を見直し、置き場所のサイズや出し入れのしやすさを確認しておくと安心です。

家族が使う物なら、戻しやすい高さや場所になっているかも忘れずに見ておきたいですね。新しく買う前に、今ある収納グッズで代用できないか試してみるのもおすすめです。

収納ケースは、たくさん持つほど片付くものではありません。今の暮らしに合う数と形を選ぶことが、散らかりにくい家づくりにつながります。

まずは気になる場所を1か所だけ選び、物の量と置き場所を確認してみましょう。小さく見直すだけでも、収納ケースを無駄に増やさない片付けに近づけます。